長岡市にある「長岡ダイエープロビスフェニックスプール(DPフェニックス)」。
このプールは昨年、全国中学校水泳競技大会も行われたプールです。
本学水泳部も昨年10月に「全国障害者スポーツ大会競技役員養成講習会」で行ってきました。
来年度迎える「第9回全国障害者スポーツ大会」の役員として水泳部も参加予定です。
日本身体障害者水泳連盟から技術指導員を招き、講義と実技指導です。
講義は、競技規則や仕事内容、大会運営上の留意点などです。(ちなみにこれは、講義が始まる前の風景です。)
午後からは、実技指導でした。
普段、競技力向上のためにプールを使用している選手は、お手伝いすることに慣れていません。
下半身不随の方をプールから入退水介助も重労働です。
効率よく持ち上げる方法を教わりましたが、なかなか難しいです。
目を閉じて、盲目の方の誘導や体験もしました。
目を閉じて歩く、一歩一歩が慎重になり、音や足の裏の感触から情報が入ってきます。
盲目の方が使用するゴーグルは真っ黒で目の前が見えません。
選手たちも何も見えないプールで、まっすぐに泳ぐ難しさを実感しました。
盲目の方のターンは「タッピング」といわれる技法で行います。
棒の先にやわらかいクッションがあり、その部分で泳者の頭部に触れ、合図します。
タイミングが難しいです。
役員としても成長し、競技生活が終了しても様々な形で「水」と関わり、地域に貢献して欲しいと考えています。
1月11日(日)には、このプールで「長岡市新春水泳競技大会」が開催されます。
元気な姿で皆様とお会いできることを楽しみにしております。
馬場