マレーシアのプトラジャヤにおいて第7回オープンウォータースイミングアジア選手権が開催されました。
本学職員の青木陽佑選手は、10kmの部の日本代表としての遠征でした。
<アジアOWS選手権 日本代表メンバー:日本水泳連盟HP>
http://swim.or.jp/japan/tournament2017/2/ows_member.php
・5/19(金)
5kmのレース当日は、レース会場の雰囲気を確認し、出場選手をサポートしました。
【ゴールタッチを確認する青木選手】
結果:日本人選手が見事に表彰台の1,2位を独占。
<日本水泳連盟公認ブログ:TOBIUO JAPAN参照>
http://tobiuojapan.org/archives/8875331.html
・5/20(土)
5kmのレースは、水温30℃の中で開催されました。
FINA(国際水泳連盟)のルールによる適正水温は、16~31℃。
大会側も高い水温に対応するため、競技開始時刻を30分早めることが告げられました。
監督を中心に水温が高い場合の危機管理に関して、ミーティングが行われました。
【ミーティングの様子】
・5/21(日)
レース当日、7:00に水温測定。
結果は、31.9℃。
7:15に参加国10名の代表者が招集され、レース自体は中止せず8時から実施することとなりました。
但し、安全面を考慮し、出場は各国の判断にゆだねるとのFINAの見解。
出場する日本人選手は、試合用の水着を着用し、手首にもタイミングチップを付けた状態でミーティング。
ミーティングでは、監督から10kmのみ出場となる青木選手に意見を求められました。
青木選手は、「選手が危険な状態になることを考えると棄権しなければならない。」と返答し、日本水泳連盟は、選手の安全および5km後の選手の体調を考慮し、全員棄権を決定しました。
無常にも大粒の雨が降る中、試合は続行されましたが、救急搬送された選手も。
青木選手の口から出た言葉は、「泳ぎたい」という気持ちや「結果を残したい」という名誉以上に、これからのOWSという競技の発展を考慮して、「安全なスポーツを提供する」ということだと解釈しました。
残念ながら結果として、ご報告はできませんでしたが、今後も青木選手や本学の選手たちへの声援、よろしくお願いいたします。
【コーチ:馬場】