先日紹介した最大酸素摂取量測定について、3年ゼミで発表会が行なわれました。
佐藤大輔ゼミと下山ゼミ合同です。
内容は、毎日トレーニングをしている者と、していない者との比較でした。
佐藤ゼミを代表して発表したのは水泳部の中村俊介(長野県出身)
下山ゼミ代表は、水泳部の熊谷卓也(山形県出身)
2人とも3年生としては、しっかり勉強しており、なかなか堂々とした発表ができたと思います。
ちなみに・・・
最大酸素摂取量と水泳のトレーニングについて私見を書くと。。。
最大酸素摂取量とは、「持久力の器の大きさ」に例えられる思います。
当然、この器が大きいほど持久力が高いと言えます。
持久的なトレーニングすれば、この器を大きくすることができます。
しかし、20歳前後になると、トレーニングしただけ大きくできる訳ではなく、頭打ちがくると言われています。
(多くの研究データによると、大学生では、シーズン初期の数ヶ月の持久トレーニングでほぼ頭打ちが来るという報告が多い)
(発育段階にあるジュニアの選手では、発育発達段階に伴っても大きくなっていく)
よって、その器の中身をどれだけ使用しながら泳ぎ続けられるかも非常に重要です。
例えば、1500mのレース中に、その器の何%で泳ぎ続けられるかということです。
以上のことから、特に長距離選手にとっては、「器を大きくする(最大酸素摂取量を増やす)」ことと「その器の中身をできるだけたくさん使いながら耐え続けること」が重要だと考えています。
以上、長くなりましたが。
参考:山地啓司.最大酸素摂取量の科学.杏林書院