4/22-23 オープンウォータースイミング (OWS) フランス選手権に本山空(健康スポーツ学科3年)が出場しました。
今回は、現地選手やコーチなどを帯同した馬場の立場より報告させてください。
・プール
マルティニーク現地の練習会場は、Communate Centre Aquatique 実施。
屋外プール(50m)の為、日陰をみつけて、いつも通りの補強。
日本の補強は、海外のコーチからも評価が高く、ブレスト地方のSteven コーチからは、「いいね」をいただきました。
補強後は、フランス水泳に借用してもらったレーンを確認後に入水。空のために1レーンを確保してもらってました。
トレーニングが長引いたブレスト地方に住む女の子 (Cabon Lean:ヨーロッパJr表彰台) と同じレーンに。しばらく空1人で泳いでいたら、途中からMarc-Antoine Olivier、 Oceane Cassignol、David Aubryも一緒に。いみじくもこの3人は、イスラエル遠征の帰りのバスも一緒でした。
コーチ部門(プールサイド)には、モンペリエのPhilippe Lucas、フォーテーヌブローのMagali Merino。
競泳や新潟と同じように私にとってプールサイドは、宝物に溢れていました。空は、大学の時と同じように準備。言葉が通じない環境でも問題なく取り組むことができていました。
・海練習
仲良くなったJETSチームと合同練習。
一番右のAxel Reymond選手は世界選手権25km種目で2連覇を成し遂げている長距離スイマーの第一人者です。Axelは、2017年に来日し、国立スポーツ科学センター (JISS) で青木陽佑(本学卒業生)と共に一緒に合同練習をしていたこともあり、JETSチームは空を快く歓迎してくれました。コースは設置されていませんでしたが、目印のブイに沿って2km程度、泳ぎました(午前にプールで5km)。ほとんどフランス語の海練習でしたが、言葉が通じなくても国境を越えても交流ができるスポーツは、全人類の財産です。特にOWSという競技は、他人や環境に影響されるオープンスキルのスポーツで周囲の人や環境に適応する楽しさがあります。
東京オリンピックに帯同したドクターのジョンさんと。
大会出場に向けた数日の準備でしたが、海外では挨拶ひとつでも日本と異なります。
水泳だけでなく文化的な交流など、非常に貴重な体験をさせていただきました。
OWSというスポーツに感謝しながら、この競技の価値を大切にしていきます。
【コーチ:馬場】