報告その4です。
門田 彩
「最大血中乳酸濃度と水泳パフォーマンスとの関係」
全力泳後の血中乳酸濃度と水泳パフォーマンス(泳タイム)の関係について実験的に調べました。インカレ出場以上のレベルであれば、100m全力泳後の血中乳酸濃度と泳タイムには統計的に有意な関係がありました。また、200m全力泳では関連性はありませんでした。全国大会出場レベルでは、100mにおいて無酸素エネルギー供給が非常に重要な要素であることが示されました。
石塚 優
「生活習慣の乱れが子どもの体力や形態に与える影響」
文部科学省が定期的に行っている「体力・運動能力調査」の結果から、生活習慣の乱れが子どもの体力や形態に影響を与えているのかを調べました。運動を定期的に行っていて、正しい生活習慣を身につけている子どもの体力が高いことが示されました。
外山幾里
「水泳選手における無酸素性能力と個々の特性との関連性」
自転車エルゴメーター(Power Max)での30秒間全力運動(Wingate Test)における平均パワー・ピークパワーと水泳の様々な泳能力(泳タイム、レースペース、個々の特性)との関連性を調べました。平均パワー・ピークパワーと100mレースペース(前半型・後半型)とは関連性がありませんでした。しかし、個々の特性とは関連性があり、スプリントタイプの選手ほど、平均パワー・ピークパワーが高いことが示されました。
総勢、24名の4年生が発表を行いました。
今年の最優秀賞は、西原ゼミの渡辺美希さん!
「ユニフォームに描かれているスポンサー企業の認知について」
彼女は高校まで水泳部に所属していました!
優秀賞は、同じく西原ゼミの西川利奈さん!
「チャップリンの身体性:チャップリンの映画の動作から思想や感情を読み取る」
3位に、下山ゼミの外山幾里さん でした。惜しい!!
多分野の合同発表会だけあって、色々な研究発表があり、本当に充実した1日でした。
3年生は知的好奇心をくすぐられたでしょうか?
今回の発表会は3年生が全て企画・運営を担当。
本当におつかれさまでした。
卒業内定おめでとう。